-Q-
「賞味期限」と「消費期限」って何が違うのですか?
-A-
「賞味期限」は「おしいく食べることができる期限」のことです.この期限を過ぎたらすぐに食べられなくなる,ということはありません.缶詰やカップメンは賞味期限が表示されています.賞味期限が3ヶ月を超えるものは年月で表示し,3ヶ月以内のものは年月日で表示します.
賞味期限の定義は「定められた方法により保存した場合において,期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日」です.ただし「当該期限を超えた場合であっても,これらの品質が保持されていることがあるものとする」とされています.
一方,「消費期限」は「期限を過ぎたら食べない方がよい期限」のことです.お弁当や生卵などは消費期限が表示されています.消費期限は年月日で表示します. 消費期限の定義は「定められた方法により保存した場合において,腐敗,変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限を示す年月日」です.
参考:農林水産省|食品の期限表示について
ちなみに,アイスクリームやワインなどでは賞味期限表示を省略することができます.
例えばアイスクリームの場合,1週間前に作られた温度管理がいいかげんな製品よりも,1年前に作られた温度管理が適正な製品の方が品質が良いと言われています.
参考:アサヒビール|ワインの賞味期限 日本アイスクリーム協会|アイスクリームの賞味期限表示
*上の写真にある缶詰はセイエンタプライズという会社が日本で販売している,その名も「サバイバルフーズ」という備蓄食です.この商品はなんと25年もの超長期保存が可能だったりします.
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